トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

M92FS Custom "HALCION"

マルイの「M9ミリタリーモデル」をベースに、さまざまな要素をそぎ落とし、よりストイックな実戦仕様を目指して製作したドレスアップカスタムです。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

今なお続くとある紛争地帯に、一人さ迷い歩く男がいる。
装備は現地で手に入れたありふれた小銃、対照的に腰にはベレッタとよく似たフォルムの風変わりな拳銃を帯びていた。

その男は肩書き上“フリーランスの傭兵”だが、その目的は金ではない。彼は常に単独でしか仕事を請けず、救出や護衛といった任務はまず受けない。欲するのは真に戦いに熟達した強敵との命がけの戦い、命のやり取りだった。
その原始的戦闘欲求と、純粋に戦いの技術を追求した生き様は、現代傭兵というよりは古代の武芸者か戦士に近かった。

その生い立ち、過去の経歴はよくわかっていない。その心が極端に偏り、ある意味で完全に壊れてしまった経緯を、彼は決して語ろうとはしない。しかしこの十数年、世界中の“戦火”の中には必ず彼の姿があった。

その男の戦い方には一種のスタイルがあった。基本的に現地に自前で持ち込むのは拳銃のみ。あとの主火器は現地で入手し、使い捨てる。おそらくは弾丸の共用性と実用的な理由であろう。
ここでひとつ興味深いのは、その「自前で持ち込む拳銃」だけは常に同じ一丁だということだ。

この銃は、戦いに明け暮れる旅の途中で出会ったあるガンスミスに銃の加工方法を教わり、自身が工夫してカスタムを施したもの。彼なりのこれまで培ってきた技術や、実地で得てきた戦闘経験が惜しみなく注ぎ込んであるのだった。…そしてこの試みは現在も続いている。

米軍の現制式拳銃であるM9をベースにしたこの銃は、同じベレッタ弾倉・9mm弾薬を使用。特徴として、まずスライドが極端に削ぎ落とされている。バレルも短く切り落とされ、グリップパネルは取り払われて、薄い鉄板を溶接し、「一体型フレーム」として継ぎ目が消えるまで磨き上げられている。

その他パーツもキャンセルされるか薄く削られ、極限まで薄く・平たく加工。携帯性を向上させ、さらに“手と一体になる”よう工夫されていた。
主武器が使えない状況か、室内戦において最後の切り札となる拳銃に特に彼が求めたのはこの“手と一体になる”感覚だった。

とっさに抜き、自分の意識を銃とともに自然に相手に向けて、撃ち、殺す。銃が手先と同化することを目指し、体の一部として機能し、その目的を果たす。
唯一彼が常に所有し磨きをかけるこの拳銃は、いうなれば彼の姿と生き方そのものを体現した身体の一部だった。

今なお、銃声と爆音の響く戦場には必ずこの拳銃を佩びた彼の姿を見出すことができる。
彼はさ迷い歩く。常に強い相手を求めて。目指す技の極みと、命のやり取りを渇望しつつ。

▼ベース:東京マルイ社製M92Fミリタリーモデル

実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している9mm口径の半自動拳銃ベレッタM92F。
その操作性、安全性から世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっています。
このM92Fを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。随分と息の長い古いモデルなのですが、いまだに現役バリバリで使用できる非ッ常~に安定したガスブローバックガンです。デザインも性能も高性能スタンダード。ガスガン初心者の方も一番最初はこれを選んでおけばマズ安心だと思います。ブローバックは素早くマイルドなリコイル感覚。現在ではタクティカルマスターやサムライエッジなど互換性パーツを持つバリエーションもあり、各社からカスタムパーツも市販されているので、カスタムベースとしても最適なのです。

全長:217㎜ 重量:740g 装弾数:26+1発

No5 M92F ミリタリーモデル (18歳以上ガスブローバックガン)

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.