トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

パイソンカスタム"COLT VIPER 2058 H.A.L."

マルゼンの旧式ガスガン・コルトパイソン.357マグナム(PPCカスタム)をベースに、近未来風パルス-ハンドガンをイメージして製作した完全オリジナル・ドレスアップカスタムです。

マルゼン・ガスリボルバー(?)

▼STORY(設定)

2058年、某国の特殊警察部隊がコルト社の新型パルスハンドガン(高出力パルス電流を超高速で射出する拳銃)を主要装備武器として正式採用した。

この時代、コルト社初め銃器製造各社は旧来の火薬式銃火器からブラスター(熱線)銃やパルス銃などのエネルギー兵器を相次いで開発。
古くから小説や映画などにも登場していた「SF世界の武器」は今や現実となり、市場の主要製品も火薬式からこれら次世代銃火器へ移行しつつあった。

パルス銃は「高電圧小型カートリッジ」からエネルギーを装填し弾丸として射出する兵器である。
バッテリー容量による発射可能弾数に問題が残るものの、無排莢、軽重量、長距離射程、発射の際の反動の少なさなど数多くのメリットから、既に実戦配備している組織も多い。

電流を発射体とした銃だが、対象を麻痺させる程度のものではなく、高出力レーザーに近いエネルギーを高速で発射するため、通常の殺傷力は火薬式銃とほぼ同等。

しかも出力次第では「非殺傷威力」や、逆に貫通力を高めた高威力にもできるため、火薬式では弾薬交換やバレル改造などを伴わなければ不可能であった威力調整が容易に変更可能になっている。

コルト社の「VIPER(バイパー)」は同社の旧世代回転式火薬拳銃の「蛇」シリーズから名前を受け継いだパルス拳銃。

装弾数7発で、旧来のリボルバーをモチーフとしたデザインでグリッピングや取り回しのよさ、安定した性能でも定評がある。バレル下に高出力パルス・カートリッジを装着することで装弾を行い、その点、旧世代のオートマチック拳銃と感覚的に似ている。

某国特殊警察部隊はこの銃を正式採用するにあたり、H.A.L.(High-tech Armament Labolatory =高テクノロジー兵器開発研究機関)に更なるカスタムを依頼した。

内蔵式フラッシュライト、PMS(Point&Modification System:着弾調整機能)を標準装備。
バレル先端のスクリューアタッチメントにはPA(Power Accelerator:パルス加速器)を装備することで「アンチパルス・ボディアーマー(対パルス防弾ベスト)」をもつらぬく貫通力を持たせるなど、旧時代のPPCカスタムを髣髴とさせるスタイルに、搭載機能は最先端のテクノロジーを余すところなく使用している。
また、大型カートリッジ装着によるエネルギー容量増加で、装弾数は12発にまで拡張された。

これら特殊カスタムを施した同銃は「COLT VIPER 2058 H.A.L.」と名付けられ、同年、特殊警察部隊に正式採用され主要装備銃として各現場で活躍している。

▼ベース:マルゼン製 ガス コルトパイソン.357マグナムモデル

実銃は、1955年にコルト社が.357マグナム弾対応型高級リボルバーとして発表した大型回転式拳銃。同社のコブラ、キングコブラ、ダイアモンドバック、アナコンダの「蛇シリーズ」最上級モデルで、仕上げの素晴らしさから「リボルバーのロールスロイス」とも呼ばれています。
このパイソン.357マグナムを確実な性能と造りで定評のあるマルゼンがモデルアップしたもの。20年近く前に発売されたもの(!)で、基本装弾数12発。リボルバーですがシリンダーはダミーでフレームと一体型、バレル下のカートリッジで給弾する珍しいモデルです。デザインはPPCカスタム風、グリップもフィンガーチャネルのついたタイプ。古いものですが動作にまったく問題はなく、固定ガスタイプのしっかりしたガスタンクを使用している為に燃費効率はガスブローバックガンよりむしろ良かったようです^^

全長:不明 重量:不明 装弾数:12発

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