トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

S.T.W.CUSTOM "STEEL BUSTER P2911A1"

マルイの「ストライクウォーリア」をベースに、近未来の「対マシン専門ハンターチームの新型試験運用銃」をイメージして製作したオリジナルカスタムです。

東京マルイ・ガスブローバック

▼STORY(設定)

「J.D.

お待ちかねのブツを送る。テストモデル/改良版1.0だ。

引き渡しの契約書とか小難しい仕様書は別の封筒に入れてあるが、あれはハッキリ言って人間の言葉では書かれてないので、こっちは人類の頭脳で理解できる文章でメモ書きとして同封しておく。

まず、ベースとして改造した銃は.45口径だ。フレームはノーマルサイズ、スライドはデトニクスタイプのショート・スライドで、コンペンセイターを付けてある。

装弾数は一般的なフルサイズの.45口径と同じ「7+1発」だ。

弾倉も普通の店で買える.45用のシングルマガジンが使える。まあ、バランス的にマガジンバンパー付きのものがいいだろう。

さて、この銃は今更言うまでもないが、対人用じゃない。
あんたらの稼業、暴走した作業用ロボットとか過激派の操るコンバット・ドロイドだとか、お尋ね者で人間辞めちまった系のサイボーグ野郎をブッ倒すための専用銃だ。間違っても人間様に向けて使うなよ。後始末が大変だからな。

電動ドリルみたいなカラーリングなのも、一般銃器との違いを明確にわかりやすくする為だ。

従来の拳銃との違いは、「EMBシステム」を搭載している点だ。
EMBが何の略かだって?
…そんなもん俺にもわからん。そのへんはうちの技術屋に質問したら狂喜して半日かけてみっちり説明してくれるはずだ。

ともかく、そのEMBシステムは電磁加速なんたら~とかいう機能で、弾丸をありえねえ速さで加速させる。加速された弾は威力が増すんで、鉄板に覆われたマシン装甲を貫いて、標的のボディ内部に喰い込む。そして中でめちゃくちゃに大暴れして相手の動きを止めちまうってわけだ。

使用する弾薬は通常の「.45ACP」弾の他に、専用の「.45EPC」弾も使える。こいつは着弾後に電磁パルスを発生させて敵さんの電子基板も焼き切っちまうってオマケつきだ。

ただし加速発射させる構造上.45EXP弾や.45MPC弾とは相性が悪い。たぶん発射はできるだろうが、威力は極端に落ちるだろうし故障の原因にもなるから注意してくれ。

EMBシステムは動力として電気を使う。だからバッテリーを搭載してるんだが、トリガーガード前の金色の円筒形のパーツがそれだ。

こいつは普通の電池サイズだが、実際はビル一戸の電源を賄えるくらいのものすごい電力が蓄えられてる。

前回の試作品はこいつが不安定だったもんで、発射した途端にターゲットの戦闘ドロイドを吹き飛ばして、ついでに不幸なことに、射手(あんたの例の同僚だ)の右腕も吹き飛ばしちまった。
まあ…あの件は残念だった。

ともかく、今回はそのあたりを改良して安全に発射できるようにしてあるから、安心して使ってくれ。もう大丈夫だ。…たぶん。

肝心の威力だが、あんた達が普段相手にしてるようなCET製の暴走ロボットや、C-1000型、XD509みたいな戦闘ドロイドには機関部に命中すれば1~2発で効果があるはずだ。
これまでみたいにアサルトライフルを2マガジン撃ちきったあげく、トドメに.50マグナムを数発ブチこむような無駄使いはしなくて済む。

ただし射程距離はあくまで普通の拳銃と同じ程度だから注意してくれ。実質有効射程は20m、命中精度も考慮すれば実際は10m以内だろう。拳銃が有効なシチュエーション、つまりダクト・シティみたいな入り組んだ都市空間や室内での使用をお勧めする。
それ以上の距離ならおなじみの対物ライフルを使った方が賢明だ。

そうそう、照準はバックアップとしてアイアンサイトが付いてるが、光学グラスの照準システムとのペアリングを忘れずに。

この銃の装甲だが、知っての通りおたくらの仕事=マシン駆除は、どうしても破片が飛び散る。
しかも血と肉なんかじゃなく、鉄片とオイルだ。交戦中に相手に向かって一番突き出してる銃がまず真っ先にそれを浴びて、表面はあっという間にズタボロになる。

そういうわけで、この銃もかなりガチガチにプロテクターで固めてる。EMBユニットもそうだし、グリップしてる手もやられやすいからナックルガードまで付けてある。

それでも使ってればプロテクターは傷付くだろうから、分解してメンテナンスしたり、損傷がひどい場合は交換できるように着脱が可能だ。

つってもあんた方、こまめに分解メンテなんかするタイプじゃないだろ?こないだ修理に戻ってきた試作ライフルもそりゃあ酷えもんだった。まあ、メンテが必要ならこっちに送ってくれてもいい。キッチリ補修してやるぜ。…特別料金でな!

ほんじゃあ、また。

アラン

▼DATA

【型番】P2911A1
【種類】対マシン用自動拳銃
【設計開発】Yuri Custom Works

【口径】.45
【銃身長】74mm
【使用弾薬】.45EPC/.45ACP
【装弾数】7+1発
【動作方式】シングルアクション
【有効射程距離】50m
【全長】220mm
【重量】2.260g

▼DATA

【発射補助装置】コンペンセイター装備
【サイトシステム】F/ファイバーオプティックサイト(赤)
R/固定式コンバットサイト

【安全装置】グリップセーフティ/サムセーフティ(アンビ)
【特殊機能】EMBシステム搭載
【使用バッテリー】GR-123A
【装甲素材】超硬スチール合金/ナノラミネート・フィニッシュ

▼ベース:東京マルイ製 ストライクウォーリア

実銃(ベース銃)は1970年代後半に米国デトニクス社が開発した「デトニクス.45」。
コルトガバメントの.45ACP弾による威力と同時に携帯性を極限まで追求したコンパクト拳銃で、バレル長は3.5インチ。(ちなみにノーマルガバは5インチ)
このデトニクスのスライドとガバメント系のフレームを組み合わせ、さらに近接戦闘に特化したカスタムモデルを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。マズル面をスパイク状に加工した「ストライクプレート・コンペンセイター」やレールマウント、マグウェルなど、随所に現代的なCQBカスタムアレンジを加えており、コンパクトスライドのショートリコイルと相まってトイガンとしても非常に実用性の高い内容のモデルだと思います^^

全長:205㎜ 重量:816g 装弾数:28+1発(6mmBB弾)

東京マルイ No47 ストライクウォーリア 18歳以上ガスブローバック

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