トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

PYTHON 4in "PPC-Style"

マルイ・パイソン4インチモデル(新型)をベースに、PPC(Practical Pistol Course等)風にアレンジしたオーダーカスタム作品。

マルイ・ガスリボルバー

▼STORY(設定)

20XX年、世間のあわただしくなる師走の頃、西部署管内のとある銀行で強盗事件が発生した。犯行グループは少なくとも7人。
銀行の建物が歴史を重んじた古い作りということもあり、包囲した機動隊はもとよりSITでさえも狙撃も突入もままならない状況であった。

署に配属されたばかりの新人・笠木にとっては、初めてといえる大規模な事件だった。打開策のないまま時間だけが流れ、回転するパトランプの点滅が永遠に続くかと思われたその時、現場指揮官が最後の決断をしたかのような表情で部下に銘じた。
「あいつを呼べ…」

1時間後。車に乗って現れたのはダークスーツを身に包み、黒いレイバンをかけた体格の良い男。
まさに漫画だった。

だが、その後現場で起こった事実はさらに現実離れしていた。

到着した男はジャケットの前を開けるとショルダーホルスターから黒光りする拳銃を抜いた。
―刑事にしては物々しすぎる大型で重厚なマグナムリボルバー。パイソンだろうか、趣味としても多少の知識のある笠木が見たところ、今や完全にクラッシックともいえるPPC風のカスタムに見えた。

男は予め建物の構造や犯人の配置を聞かされたものだろうか、到着してから一言も発さず、何という風もなく通用口へ歩いて向かう。しかしその姿は、何故か周囲全ての人間が注目せざるを得ない不思議な引力を伴っていた。

笠木は先輩にあたる隊員が小さくつぶやくのを聞いた。「ヤツが帰ってきた…!」

その後の出来事は笠木は生涯忘れないだろう。

男が銀行へ入って間もなく、建物の中から激しい銃撃音が響いた。犯人グループの発砲音。
だが驚くべきことに、一際大きく重たい銃声が響き渡るごと、あきらかにその発砲音が減っていく。
その「重い銃声」は、少し間を空けて6発聞こえた。そのタイミングで救出班として笠木を含めた10数名が突入する。

突入して笠木が目にしたのは、犯人を撃ち倒し濛々と硝煙の立ち上るホールで、一人佇むあの男だった。
犯人グループ6名射殺、1名を確保。人質には死傷者なし。
のちに犯人たちは全員防弾チョッキまで着込んだ重武装だったこともわかっている。

男はシリンダーを倒して6発の空薬莢を落とすと新たな6発を装填し、シリンダーを閉じ、そして立ち去った。

▼ベース:東京マルイ社製コルトパイソン4インチモデル(新型)

実銃は1956年にコルト社が開発した.357口径の大型リボルバーで、仕上げの高級さと高価格から「リボルバーのロールス・ロイス」とも呼ばれています。構造上多くの手作業での調整と念入りな仕上げを施された、まさに「熟練の技による名銃」。
このコルトパイソンを、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。同社独自の24連射システムを搭載し、リボルバーの装弾数の少なさという弱点を克服しています。また旧モデルから発射システムにも改良が加えられ、確実な装弾・発射が可能。仕上げも旧作の艶消しブラックから“コルトロイヤルブルーフィニッシュ”を彷彿とさせる「スティールブルー仕上げ」になって、見た目にも質が向上しました。4インチモデルは特にサイズバランスが素晴らしく、取り回しの良さと命中精度を両立しています。

全長:241㎜ 重量:565g 装弾数:24発

No6 コルトパイソン (4インチ) (18歳以上ガスリボルバー)

Copyright @ 2024 Yuri-Harunobu all rights reserved.