トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

PYTHON 6in"黒雪"

タナカのペガサスリボルバーをベースに、コミック「家庭教師ヒットマン REBONE!」の世界観で、オリジナル設定のキャラクターが使用する「刀×銃」の特殊武器、いうイメージでご依頼頂いたオーダーカスタム作品。

タナカ・ガス(ペガサス)リボルバー

▼STORY(設定)

古くから勢力争いを続けながら、同時に地域を保護し発展を促す不思議な存在であったイタリアンマフィア。
言葉の通り「血で繋がった」ファミリーと呼ばれるマフィア組織はボンゴレファミリーを筆頭にいくつかの勢力が常に闘争を繰り広げ、それによって流された血はそのまま歴史として時に刻まれていった。

しかしあまりに強大な力を得た「ファミリー」間の抗争は、時として収拾がつかなくなる可能性を秘めている。その箍(たが)がはずれ、闘いに歯止めが利かなくなったとき、それらの力はもはや地域にとって害悪の方が大きくなり、やがてマフィア世界そのものの存在意義までもが脅かされる。

そんな時、古来からファミリー間での盟約において争いをとりなす役割を負った者達の組織があった。その名を「調停者」という。

そんな「調停者」の中でも最強と謳われる人物がいる。
決して表沙汰にはならない彼らの活動や情報は噂程度でしかないが、その人物は生粋の日本人であり、日本刀と銃を組み合わせたような得物を持って「調停」を行うという。

その得物とは機関の技術の粋を集めて造られた“黒雪”と呼ばれる武器。

銃は.357マグナム弾薬を6発装填するコルトパイソンをベースとした特別製。グリップが日本刀の柄拵えになっており、黒一色の中に雪の結晶を模した目貫が輝く。
銃身は6インチのスクエア型カスタムバレルで、側面には銘の「KUROYUKI」の文字が彫り込まれている。
下部には深めの溝が入っており、ここに専用のブレードを差し込んでボルト止めすることで装着する。

ブレードは正真正銘の玉鋼から打ち出された日本刀で、銃のトリガーガードまでカバーするよう特殊な形状。これは対刃系の戦闘で『鍔迫り合い』のような状況になってもトリガーにかけた指を守るためである。

真偽は定かではないが、この日本刀は古の文献に残る「空を跳ぶ天狗を斬った」という伝説の「天狗斬」ではないかとの説もある。
その切れ味は凄まじく、実際ある戦いでは大型の重装甲車すら斬り裂いたとの報告もある。

ブレードは全体に黒く染められており、磨き上げられた刃の部分のみが鋭く光っている。
この刃は銃に装着したまま鞘に収めることが可能で、峰側が大きく切り取られたような形状の専用鞘に納刀する(特殊形状ゆえに抜刀/納刀ともにかなりの技術を要する)。
納刀状態では鞘と銃が自然に一体化したかのようなフォルムになるのも特徴。

長射程で威力の高いの拳銃と近距離で絶大な攻撃力を発揮する業物の日本刀。これによって遠・近距離共に死角のない戦いを可能にしている。

そして何より重要なのが、この武器には「6種の死ぬ気の炎を同時に装填・使用できる」という部分である。
これは「調停者」の機関が未来技術や10年後のボンゴレファミリーの技術を研究した末に手に入れた技術であり、通常ではこれだけの種類の炎を同時に操ることは不可能とされる。
それゆえ、“自然ではあり得ない事象”とその外観も含めて名付けられた銘が『黒雪』なのである。

武器については以上の様に様々な情報が明かされているが、その使用者である第一級の「調停者」については詳しいことはわかっていない。いまだボンゴレファミリーを含め、多くの歴代マフィアの中でもその姿を見たという者も殆どいないという、謎の存在である。

納刀状態。
~この状態では鞘と銃が自然に一体化したかのようなフォルムになる。

▼ベース:タナカ製ペガサスリボルバー・コルトパイソン6インチモデル

実銃は1956年にコルト社が開発した.357口径の大型リボルバーで、仕上げの高級さと高価格から「リボルバーのロールス・ロイス」とも呼ばれています。構造上多くの手作業での調整と念入りな仕上げを施された、まさに「熟練の技による名銃」。
このコルトパイソンを、独自の“ペガサスシステム”でリボルバーにも定評のあるタナカがモデルアップ。「6インチ」モデルは長銃身による高い命中精度と迫力の外観を兼ね備えたベーシックなサイズです。トイガンとしての機能もペガサスシステム(回転シリンダー部分にガスを注入する方式)による装弾数とも相まって、かなりイイ感じ。シリンダー中心の重量バランス・HW樹脂のどっしりした重量感も、今回の「剣×銃」の大型武器のベースとして最適だったと思います。

全長:292㎜ 重量:940g 装弾数:14発

パイソン 6インチ HW ver.2 ガスリボルバー

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