▼特殊リボルバーをさらにアレンジ
（依頼概要）
「マルシンの“マテバM-M2007”をベースに、トライガンの世界観でPPCカスタム風にオリジナルカスタムしてほしい」とご依頼を頂いた作品です。（※PPCカスタムとは…30年以上前に流行した競技用リボルバーのカスタムスタイル。銃身のボリュームアップ、ウイング付きフロントサイトなどが主な特徴。）
そもそも「M2007」は別のコミック＆アニメ作品「攻殻機動隊」シリーズに登場したリボルバーで、この銃自体がとても特殊なモデル。（実在の実銃、マテバ2006Mがモチーフ）
一般的なリボルバー拳銃は、銃身が回転弾倉の上段に位置するのが普通なのですが、このモデルは下段に配置されています。
これにより銃身が銃を握った手に近く、低い位置に来る為、射撃時の反動が少なくて済む…という謳い文句らしいのですが、実射ではあまり効果がないとも言われてます…；
ともかくこのM2007をさらにアレンジして、トライガンの世界（＝荒くれ者たちが大暴れする荒野の惑星）のガンマンのトンデモ銃(w)としてカスタム製作してみました(´ω`)ゞ
原作トライガンの主人公、ヴァッシュ・ザ・スタンピード。通称“ヒューマノイドタイフーン”。金髪トンガリ頭と赤いコート、そしてこのブレイクオープン式カスタムリボルバーが特徴です(・∀・)これがチョー格好いいんだ～！
トライガン本編には登場せず、描きおろしイラストとフィギュアオリジナルのキャラクター「ガゼル・ザ・ピースメイカー」。今回の設定もこんなスピンアウト的なイメージで創作してみました。
ベース品「M2007」。“銃身が下段”についている特徴がよくわかると思います。ビジュアル的にもとてもユニークな銃ですよね。
前述の通り、ベースにしたトイガンはマルシン工業のガスリボルバー「マテバM-M2007」。8mmBB弾というマルシン独自規格の弾を使用するカート式ガス銃で、下の銃身から発射する機構や回転弾倉を上に振り上げて弾込めするマテバの特殊なメカニズムをキッチリ再現してあります。
このベース品の銃身をボリュームアップしてPPC風のシルエットに。細かいディティールにも凝って、メカニカルというか、どこかSFチックなデザインに仕上げました。
デザイン案をご依頼主様とじっくりつめて約１ヶ月。製作開始から完成まで約2ヶ月。
完成した作品と設定、詳細は次ページにて。
