トイガンカスタム・空想銃デザイン工房。

ベレッタTM CUSTOM "蒼流菊花"

マルイの「タクティカルマスター」をベースに、鎧武者・和武具に見立てた、完全オリジナルの和風ドレスアップカスタムです。

東京マルイ・ガスブローバック

▼CONCEPT(デザインテーマ)

本来「刀」文化であった中世日本が「銃」文化として進んだパラレルワールド。
各地の武将たちが唯一究極の目標「天下統一」を目指してしのぎを削った戦乱の時代も、ここに来てようやく終わりを迎えようとしていた。
各国の侍・武将たちの持つ「銃」は、戦で使用する実用品であると同時にその力と精神性を誇示する一つの象徴でもある。それゆえ彼らは各地の名工たちに目をかけ、その象徴たるにふさわしい逸品をこぞって作らせた。本銃もそんな中の一品。

青色を基調としたボディに、荒々しくも力強い水の流れ、そして対照的に寂とした静けさを表すかのような菊の一枝。

この銃は、東方のある一国に生まれ隣国の武将たちと数多くの激戦を繰り広げた、あるカリスマ的武将の銃と伝えられている。

この地方を束ねる家柄に四男として生まれた彼は、父親に避けられる形で僧院に預けられ僧侶として幼少期を過ごすが、元服と共に還俗。初陣から華々しい活躍を見せ、以降またたく間にそのカリスマ性を伸ばした。普段ストイックなまでに「義」を重んじ冷静に振舞う姿とは裏腹に、いざ戦ともなると鬼神の如き荒々しさで敵軍を圧倒するその様は「戦神の化身」とも呼ばれた。

東国の主な勢力がほぼ三つに分かれた年の夏、三国の境を流れる川を跨いで隣国の「虎」と呼ばれた豪の者が攻め入ってきた。この大戦(おおいくさ)の後この一帯は統一され、時代は大きく変わるのであるが、その歴史的分岐点でもある戦において、彼が正にこの時のために用意させた決戦用の一品である。

ベースには当時から名銃として多くの武将たちに愛用されていたM9を使用し、戦国拵えの代表的な形式で大型化。コンペとアンダーフレームを備え、グリップには柄糸巻きが施されている。

特徴的なのはアンダーフレームに取り付けられたレイル金具で、これによって何も付けない「基」、特攻戦闘用のブレードを装着した「刃」、防御用アーマーを装備した「鎧」の基本の三つの形に装備を変えられる。また場合によっては光学式の照準機や照明機器を装着することもあったようだ。

上面には全体的に防護用の板重ねが施されており、これは特に戦国期に多く見られる拵えである。さらに弾倉はあくまで実戦的な多弾数ロングマガジンを装備し、多数の敵を相手に充分戦える仕様になっている。

この拵えの形式は外見的な見栄えだけでなく実戦でも非常に活躍し、この乱世の時代以降、簡略化されつつも度々匠たちによって作られ続けた。特にごく初期のこの頃のものは「銘作」とも呼ばれ、後の泰平の時代には高値で取り引きされたともいう。

▼ベース:東京マルイ社製タクティカルマスター

実銃はイタリアのピエトロ・ベレッタ社が生産・販売している9mm口径の半自動拳銃ベレッタM92F。
その操作性、安全性から世界中の警察や軍隊で幅広く使われており、現在はコルト・ガバメントに代わり米軍制式拳銃ともなっています。
このM92Fのカスタム版を、性能・品質共に信頼性抜群の東京マルイがモデルアップ。元々基本性能が安定してる同社のM9ミリタリーに様々なタクティカルパーツを搭載したモデルです。「都会でのストリート・ファイト」を想定して製作されたというだけあって、本当に実戦的に有効な工夫が随所に見られます。たとえばホルスターへの収まりとドロウを素早くする短いバレル、瞬時に感覚的なサイティングができる3ドットサイト、対象から視線をそらさずに確実なマグチェンジができるロングタイプ・スライドストップなどなど。そして何よりユーザーとカスタム師にとって嬉しいのは通常のM9とパーツの互換性があるってところです(笑)

全長:211㎜ 重量:535g 装弾数:26+1発

No8 タクティカルマスター (18歳以上ガスブローバックガン)

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